俄の暇つぶし

授業で一齣で一つづつ800文字の記事を書いてくださいと頼まれたため。単位のために書きました。以上。

四ヶ月くらい前に読んだ哲学の入門書?を二冊紹介する

記憶があいまいな部分もあると思うのでご了承ください

飲茶(2010)史上最強の哲学入門

哲学の説明に刃牙要素を加えているのがこの本の一つの売りであるようで、表紙絵も刃牙作者の板垣さんが担当しており、闘技場で哲学者の議論大会を行うという書き出しから始まって、章分けも「第何ラウンド」という言葉によって行っている。ラウンドは四つありそれぞれ、(真理、国家、神様、存在)の真理と題名がついている。それぞれの章では哲学者にほかの哲学者の異論を唱えさせる形で歴史的な流れを把握できるようになっており、説明はたとえや図を使いながら「わかりやすく」を追及した書き方となっている。

この本だけでそれぞれの思想を完全に理解するのには無理があると思うが、説明はとても分かりやすく、また文章も難なく手軽に読めるため、哲学の雰囲気を理解するにはとてもピッタリな本だと思う。

貫成人(2008)図説・標準 哲学史

この本はあとがきに大学の一般教養の授業で使う程度と書いてあり、上記の本と比較して硬派な本である。哲学者それぞれの独特な「言葉」について理解できるというのがこの本のコンセプトであるらしく、それぞれの哲学者の小見出しもその哲学者の「言葉」になっており、それについて説明しながら思想も同時に説明していくという形になっている。また、この本も「流れ」を意識できるように作られており、古代から現代というように章分けがなされている他、哲学者の説明の最後にその哲学者の一生についての年表が乗っている。

前者の本と比べて一人一人をより深くまで説明しているが、一方で、ページ数の足りなさゆえに近代、現代哲学者については説明不十分な点があり、また、所々で説明されていない思想家などを引き合いに出すため、自分自身で調べる必要性が出てくる。

しかし、この本を発端として自分の興味のある思想家を見つけるには非常に適しているため、哲学に興味はあるが、どの哲学者の本を読むか迷っているという方にはとてもおすすめの本であると言える。

以上、この記事が誰かの役に立てばいいと思う。